2019年3月12日(火)、大阪いづみホールにおいて、「小笠原一規 テノールリサイタル」が行われました。スペシャルゲストは、ベルカントの女王「マリエッラ・デヴィーア」さんです。
偉大なる歌手との共演に、前日から緊張で夜中に何度も目が覚めたと語る若きテノール歌手でしたが、それを感じさせないしっかりとした発声で、オープニングを飾りました。
イタリアを代表する作曲家であるトスティ、ヴェルディの歌曲から日本歌曲と続き、ベルカントシンガーズのための編曲「カルメン」組曲で仲間との共演と、幅広いプログラムで会場のボルテージも高まった中、おそらく日本での最後になるであろうステージに、世界の歌姫マリエッラ・デヴィーアさんが登場しました。
会場客席が息を呑む静けさの中、伝説の歌声が響きわたると、爆発したかのような拍手喝采がステージに注がれました。
オペラ「椿姫」のアリアでの小笠原一規との二重唱では、2人の創造する世界に引き込まれ、
アンコールが終わると、会場一体となったスタンディンオベーションが沸き起こりました。
まさに夢の共演となったこのステージが、若き声楽家らに与える影響は計り知れません。
今後の彼らの活躍にご期待下さい!