海道弘昭テノールリサイタル

 2024年4月19日(金)午後、東京都北区の北とぴあの14階カナリアホールにおきまして、「海道弘昭テノールリサイタル」が開催されました。実は、2024年2月29日(木)午後に同会場で行われた「3ケ月分ぶりのソロリサイタル」ぶりにテノール歌手海道弘昭が戻ってきた、復活出演で、意味深な上演となります。

《オープニング》『朝の歌』Mattinata /作詞・作曲:R.レオンカヴァッロ 

 意味深…意味深長の略。意味深長(いみしんちょう)… 言葉や詩文などに含蓄のある深い意味が隠されていること。 表立った意味以外の内容を含んでいること。

 実は…前回の公演で海道弘昭は、公演中に突発的な喉の不調の訴えがございましたので、プロデューサの指示により、急遽大幅なプログラム変更がありました。。。そんな訳で、ご心配ご迷惑をおかけした「音楽会の会」正会員の皆様をはじめ、多くの支持者の皆様に名誉挽回、信頼回復のリベンジ出演となりました。

 開演の挨拶で、テノール歌手海道弘昭本人より、完全回復の報告とお詫びがありました。「歌手として、体調管理の不十分により、本番を万全な体制で挑めなかった事を猛省し陳謝致します。」彼の誠心誠意の謝罪と挨拶、その人柄に来場の皆様の温かいご声援と激励があり、涙までする方もありました。

《海道弘昭 カンツォーネプログラム》より  
1.『サンタ・ルチア』Santa Lucia/ナポリ民謡      

(⚠️動画の音量に注意してください↓)                    

2.『帰れソレントへ』Torna a Surriento/作詞:G.デ・クルティス 作曲:E.デ・クルティス

4.オペラ『椿姫』より「燃える心を」De’ miei bollenti spiriti《La Traviata》/作曲:G.ヴェルディ/海道 弘昭

 今回の月例リサイタルでは、ソプラノ歌手の別府 美沙子(藤原歌劇団 正団員)さんをゲストにお迎えしました。彼女とは近年、藤原歌劇団や日本オペラの協会の本公演で共演する事が多く、今回の出演についても様々な本番で多忙の中、快く引き受けてくれたそうです。

3.オペラ『ラ・ボエーム』より「私が街をあるけば」Quando me’n vò《La Bohème》/作曲:G.プッチーニ/ムゼッタ役 別府 美沙子

5. オペラ『椿姫』より「ある日幸せにも」Un dì felice《La Traviata》/作曲:G.ヴェルディ

6. オペレッタ『愛の妙薬』より「妙薬よ、僕のものだ」Caro elisir…sei mio《L’elisir d’amore》/作曲:G.ドニゼッティ

<出演者紹介>
海道 弘昭(テノール)/別府 美沙子(ソプラノ/藤原歌劇団 正団員)/内田 清孝(ピアニスト)   

  最後になりましたが、本日もご多用の中、「海道弘昭テノールリサイタル」にご来場頂き誠にありがとうございます。海道弘昭はこれからも精進をお約束して新たなステージに向かい研鑽を続けて参ります。彼の次なるチャレンジをどうぞ応援よろしくお願いします。