2026年2月9日(月)午後、神戸みんなのホールにおいて、指揮者和田丈広のマエストロへの道シリーズ、音楽塾ワンディクラスの「西洋古典音楽会」が行われました。

今回のテーマは「バロック音楽の魅力に迫る!」
「歪んだ真珠」と訳されるこの時代の音楽を、様々なプログラムを通じて、解説を交えながら進行しました。

バロック音楽には欠かせない楽器「チェンバロ」
今回の大きな見どころは、バロック音楽に欠かせない楽器「チェンバロ(Cembalo)」です。
現代のピアノとは異なり、爪で弦を「弾く」ことで生まれる繊細で煌びやかな音色。指揮者がいない時代、当時チェンバロ奏者は弾きながら全体を支える「マエストロ」でもありました。その当時の息遣いを、皆さまに間近で体感していただきました。

1.ヘンデル:シバの女王の到着
2.パーセル:『アブデラザール』組曲より ”ロンド”

3.ヴィヴァルディ:『四季』より「冬」
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲である「四季」
第一楽章では、冒頭の弦楽器が刻む冷たく鋭いリズムではじまり、ヴァイオリンの超絶技巧が、吹き荒れる北風を表現しています。



ワンディ!ピアノ管弦楽団アンサンブルオーケストラ

続く第二楽章では本来はヴァイオリンソロですが、今回はフルートがソロを担当しました!






4.ヘンデル:調子の良い鍛冶屋(チェンバロ・ソロ)
5.J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番より「ポロネーズ」

6.レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア
レスピーギは比較的現代の作曲家ですが、古い旋律を現代の色彩で蘇る美しさを表現しました。


自作自演「巡礼の旅」

7.内田清孝:巡礼の旅(管弦楽版・初公開)。
今回チェンバロを演奏する内田清孝自らが書き下ろしたこの曲の管弦楽版を、初公開いたしました!
もともとピアノソロの曲ですが、管弦楽の色彩が合わさり、名演となりました。



プログラムの最後を飾る2曲は、モーツァルトとドヴォルザーク
8.モーツァルト:ディヴェルティメント第3番
9.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第10番
古典派、そしてロマン派へ。バロックから始まった音楽の旅は、拍手の中幕を閉じました。






ワンディクラスの皆様、本日もご参加ありがとうございました。明日2月10日のクラシックパーティーに向けて、沖縄演奏旅行に向けて、1つ1つ全身全霊で挑むことをお約束します。連日のアンサンブル、オーケストラの本番、リハーサル、この恵まれた環境に感謝し音楽人生、指揮者として「マエストロへの道」を歩み続けます。 和田丈広
“アンコール”
・セントポール組曲 より”ダーガソン”
・イギリス民謡組曲 より 第3曲「サマセットの民謡」
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指揮・レクチャー:和田 丈広
チェンバロ:内田清孝
1stヴァイオリン:萩原合歓/三輪めぐみ
2ndヴァイオリン: 宮田晴奈/明楽香名子
ヴィオラ:高崎真央/西村尚美
チェロ:高田愛/竹中裕深
コントラバス:神月綾野
フルート:徳永碧/クラリネット:東出菜々