THE OPEKENこと新オペラ研究座   2024年6月度定例会

 2024年6月29日(土)14時00分〜15時30分「新オペラ研究座第8回定例会」が神戸みんなのホールで開催されました。

  コロナ前の2019年度までは「オペラ合唱団」(午前活動)と「オペラ研究座」(午後活動)は異なるグループでしたが、コロナ禍が明けて昨年9月より4年間の休止を経て、合同での復活を果たしています。 歌って学び、聞いて学び、見て学び。あまり日常で携わる事のなかった「オペラ」という音楽作品を身近に感じ、指導員とともに芸術と文化を学ぶ各地域の有志の方々が本日も集まりました。

 新・オペラ研究座の第9回定例会は、声楽家、オペラ歌手を志す若き音楽家と彼らを支持するオペラ愛好家や音楽好きの方々が集う特別な時間と空間です。

オペラの合唱名場面の合唱練習プログラム

 【オペラ合唱団】が始まりました。山崎亮が指揮を務め、オペラの合唱場面をテーマに参加者が合唱する時間です。まず、旋律を覚えて… 

ヴェルディ作品のオペラ「椿姫」より合唱付き名場面の「乾杯の歌」の練習が始まります。山崎亮指導員がユーモアたっぷりの進行でアドバイスしてくれます。

 若き音楽家らが共に学ぶ音楽生涯学習として、住民の皆さんが、フレーズ毎に何度も繰り返して練習します。音程が難しいところは、彼らが寄り添って一緒に歌ってくれます。

ブラボー隊のブラボータイム!

 オペラ劇場で「ブラーボ」の歓声を上げるって、ドキドキしますよね♡でも大きな声で「ブラーボ!」って叫んでこの感激を演者に伝えたい!演奏を称えたい❤️って思う人が意外に多いのが嬉しいですよね。  でも、そのタイミングがわからない、勇気がでない、、でそのチャンスを失っているのが現状です。オペラが観客、聴衆と一体型できる唯一のチャンスでもあり、オペラが完成する重要なポイントです。

 ここでは、舞台上で演奏する歌手よりも!?主役になるのは、客席側の皆さんです。歌手が各アリアの歌い終わりを中心に発表します。そして、実際に大きな声で、ブラーボ!の練習が始まります。ナイスタイミングのその瞬間をガイドします。

名物「オペ研劇場」でオペラの魅力に迫る!

 まずは、オペ研メンバーによる日本語劇「オペ研劇場」で椿姫1幕の物語のあらすじをわかりやすく楽しみます。この寸劇が、吉◯興行の◯もと新喜劇のように、大爆笑と感動!?を呼び起こします。

↑パーティ会場で貴族達にチヤホヤされるヴィオレッタ(役:和田丈広)

【配役】
アルフレード:上田祐大
ヴィオレッタ:和田丈広
ガストン:松本友経
ドゥフォール男爵:山崎亮

テンポの良い音楽と共に、主人公たちがパーティへと繰り出す様子が生き生きと描かれ、会場は笑いと楽しさに包まれました。華やかな音楽とダンスも相まって賑やかな雰囲気を味わえたのではないでしょうか。

さあ、続いては、「椿姫」第1幕より、アルフレードとヴィオレッタの二重唱の実演奏です。
高級娼婦ヴィオレッタに貴族の息子アルフレードが一年間も抱え続けた恋心が、音楽と詩により華々しくも瑞々しく展開されます。

【配役】アルフレード(貴族の息子):上田祐大・ヴィオレッタ(高級娼婦):山本千尋
 ここからは、Bチームが練習の成果発表を兼ねて、実演プログラムです。「オペ研劇場」で笑い疲れた?Aチームの皆さんが真剣な表情に一変して彼らの舞台を見守ります。

 続いて、アルフレード役の上田祐大、平松昇平とヴィオレッタ役として、本日の賛助出演である山本千尋さんによる実演です。

アルフレードとヴィオレッタが繰り広げる恋愛の駆け引きには、胸を打つものがあります。
二人のデュエットは見ている人の心を鷲掴みにし、その純粋な愛の物語に多くの人が感動しました。

そして、本日練習した椿姫「乾杯の歌」で本日のフィナーレを飾りました。皆さんをお見送りした後に本日の賛助出演者の山本千尋さんを囲んでのオフショットです。さすがヨーロッパ留学が長い和田丈広マエストロはエスコートができて女性にはとても優しいですよね(笑)

 オペラをもっと身近なものとして楽しんでもらいたい!僕たちと一緒にオペラを研究しませんか!?そのお手伝いを我々オペラ研究座は誠心誠意取り組んで参ります!本日もご多用の中、ご来場ご参加を賜りまして誠に有難うございます。次回のオペラ研究座は7月27日(土)14:00開演です。初めての方もぜひお越し下さいませ!!

[おまけ映像]和田丈広マエストロのお誕生日でした♪(大音量に注意して下さい⚠️)