海道弘昭テノールRECITAL 2024夏vol.11

 2024年8月9日(金)午後2時00分、大阪府高石市にある「アプラたかいし 小ホール」において、童謡コーラスの納涼会が行われ、特別プログラムで「海道弘昭テノールリサイタル」が行われました。

 今週は連日開催の童謡コーラスイベントにおいて、「みんなの音楽会」演奏員を代表して、午前公演と午後公演の1日2回のリサイタルに出演しました。そして、本日の午前公演も無事に終えて、いよいよ連続11回目のリサイタル出演達成に挑みます。

リサイタルのオープニングは、おきまりの『朝の歌』Mattinata/作詞・作曲:R.レオンカヴァッロ

 浴衣姿のオペラ歌手が日本の叙情歌を披露!

 今回のプログラムは、偉大なる作曲家山田耕作、中山晋平、草川信の有名作品を選曲しました。皆様がよくご存知の名曲でもあり、彼の歌に関心と注目が集まります。

 彼が歌い始めるとたちまちに真剣な表情で聞き入る会場客席、一瞬に緊張感が高まりますが、やがて表情に優しさが現れ、心穏やかな時の流れを満喫します。

 海道弘昭は、日本オペラ協会のプリモテノールとして、オペラ「夕鶴」(作曲:団伊玖磨)、「紅天女」(原作:美内すずえ)、「ニングル」(原作:倉本聰)、数々の日本オペラの主演経験を生かして、母国語である日本語を正しく丁寧に歌います。彼はベルカント唱法を用いて日本語歌唱について新人の頃から厳しい指導を受け、現在では日本オペラ協会の総監督の郡愛子先生や指揮者の星出豊マエストロのお墨付きがあります。

 童謡コーラスの納涼会を共に挑んだ2人の演奏家を紹介して、しばしの喉やすめで舞台袖に退けます。

 鈴谷大輔指導員によるトロンボーン演奏や高木伸弥指導員のピアノ独奏、ショパンの調べが、中盤にプログラムされています。開場の雰囲気が変わり、心温かい拍手と声援がおくられます。

🇮🇹カンツォーネの熱唱!感動感激!

『帰れソレントへ』Torna a Surriento/作詞:G.デ・クルティス 作曲:E.デ・クルティス
『カタリ・カタリ』Core ‘ngrato/作詞:R.コルディフェッロ 作曲:S.カルディッロ

 フレーズ最後に歌い上げる高音がキマると、客席がワッーと感嘆があがり、ブラーボと拍手のシャワーが降り注ぎます。海道弘昭は、皆様に笑顔と感動をお届けします。

『サンタ・ルチア 』Santa Lucia/作詞:不詳  作曲: ナポリ民謡
『フニクリ・フニクラ』Funiculì funiculà/作詞:G.トゥルコ 作曲:L.デンツァ

 いつもいつもご声援、応援を頂きまして本当にありがとうございます。プライベートの時間や生活の様々な娯楽を犠牲にして芸術追求という道を選択した声楽家、オペラ歌手海道弘昭は皆様のご支持ご支援により、日本を代表するオペラ団体藤原歌劇団の本公演に主演出演を重ねることができております。今後も一層の精進、活躍をお約束致しまして心よりお礼申し上げます。