山﨑 亮 バースデーリサイタル2026

 2026年4月7日(土)午後2時00分から神戸みんなのホールにおいて、「山﨑 亮 バースデーリサイタル2026」が行われました。ピアニストは内田清孝です。
 本日は、なんと山崎亮演奏員の記念すべきお誕生日!
彼の歌声をお楽しみ頂くのはもちろん、「お祝いの気持ちを伝えたい!」という多くの方々が神戸みんなのホールへ駆けつけてくださいました。

 開演前からロビーは熱気と祝福のムードに包まれ、まさに“バースデー・リサイタル”にふさわしい、活気あふれた幕開けとなりました。

《オープニング》
『かごかき』/作詞・作曲:貴志 康一

リサイタルの幕開けは、貴志康一の『かごかき』
「エッサ、ホイサ」という威勢の良い掛け声とともに、山崎の力強いバリトンが会場に響き渡ります。

《日本の歌プログラム》

『待ちぼうけ』/作詞:北原 白秋 作曲:山田 耕筰

まずは山田耕筰の名曲から。
『待ちぼうけ』では、切り株の前でウサギを待つ男の滑稽さを少しユーモラスに物語を紡ぎます。

曲の間には、山崎指導員ならではのユーモアたっぷりの解説が入ります。

『あぶくなら』/ 作詞:浜田 広介 作曲:橋本 國彦
『はな緒』/作詞:浜田 広介 作曲:橋本 國彦
『親芋小芋』/作詞:浜田 広介 作曲:橋本 國彦

続いて、橋本國彦と浜田広介の黄金コンビによる三部作。
『あぶくなら』『はな緒』『親芋小芋』。
「最近、鼻緒が切れるなんて経験、なかなかありませんよね?」という山崎のトークに会場が和みます。素朴な親子の愛情や、子供の情景を情感たっぷりに描き出しました。

『親船小舟』/作詞:北原 白秋 作曲:平井 康三郎
『ちびつぐみ』/ 作詞:北原 白秋 作曲:平井 康三郎
『かもめ』/ 作詞・作曲:貴志 康一

前半の締めくくりは、平井康三郎と貴志康一の世界。
『親船小舟』『ちびつぐみ』、そして力強くも切ない『かもめ』。
大海原を思わせるスケールの大きな歌声が、日本の叙情をドラマチックに彩りました。

《日本語で歌う世界の名曲》

後半は雰囲気を変え、クラシックの歌曲を山崎亮自らが翻訳・制作した日本語歌詞でお届けします!

『酒の神バックスの詩』/ 作曲:F.プーランク 日本語歌詞:山﨑 亮
『飲めや歌えや若人よ』/ 作曲:F.プーランク 日本語歌詞:山﨑 亮

『酒の歌』/ 作曲:M.ラヴェル 日本語歌詞:山﨑 亮
『ああ、この飲んだくれめ!』/ 作曲:M.ムソルグスキー 日本語歌詞:山﨑 亮
『蚤(ノミ)の歌 』/ 作曲:M.ムソルグスキー 日本語歌詞:堀内 敬三

まずはプーランク、ラヴェル、ムソルグスキーによる「お酒」の連作。
『酒の神バックスの詩』や、あまりにもストレートなタイトルの『ああ、この飲んだくれめ!』
「クラシックの歌曲って、実はお酒のことばっかり歌っているんですよ(笑)」
言葉がダイレクトに伝わることで、作曲家たちが描いた「酔っ払い」の愛嬌と毒が、より鮮明に浮かび上がります。


『ねずみ捕り男』/ 作曲:H.ヴォルフ 日本語歌詞:山﨑 亮

続いては、ドイツ歌曲の大家H.ヴォルフの『ねずみ捕り男』。
難解なイメージのあるヴォルフも、山崎指導員の日本語歌詞によりスリリングな物語に早変わり。
ねずみと男の知恵比べが、日本語の響きに乗ってリズミカルに展開されました。

『闘牛士』/ 作曲:F.プーランク 日本語歌詞:山﨑 亮
オペラ『カルメン』より「闘牛士の歌」/ 作曲:G.ビゼー 日本語歌詞:村田 健司

プログラムの最後を飾ったのは、二つの「闘牛士」。
プーランクのシュールな『闘牛士』から、最後は誰もが知るビゼーのオペラ『カルメン』より「闘牛士の歌」へ!

会場の熱気は最高潮となり、割れんばかりの拍手と「ブラボー!」の声が飛び交いました。

 本日はご多用の中、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
今回のリサイタルで何よりも大切にしたのは、「言葉を伝える」ことです。
「音楽」と「言葉」、そして皆様の「お祝いの心」が一つになった、最高の一日となりました。皆様のご支援と温かいお心遣いがあったからこそ、全プログラムを魂を込めて歌い切ることができました。
 日本語で歌うことで、普段は少し遠くに感じられるクラシック音楽が、皆様の心にぐっと身近に、そして何より「楽しいもの」として届いていれば、これほど嬉しいことはありません。

この感激を糧に、今後も一層精進してまいりますことをお約束いたします。
本日ご来場いただいた皆様に、心より深く感謝申し上げますとともに、厚く御礼申し上げます。

本日は本当にありがとうございました。 山崎亮