2025年5月26日(月)14時00分〜15時30分「和田丈広マエストロへの道」のワンディクラス(和田丈広音楽塾において、神戸みんなのホールでみんなの音楽会「チェンバロ弦楽アンサンブル」が開催されました。
ワンデイクラス生に新たな仲間とみんなの音楽会正会員の皆様を迎えて、約2時間の充実した講座となりました。

今回は「チェンバロ弦楽アンサンブル 〜ピアノのご先祖様、チェンバロの魅力に迫る!〜」をテーマに、ワンディクラス塾生と「みんなの音楽会」正会員の皆様とともに、ピアノのご先祖様ともいえるチェンバロの魅力を深く味わいました。



このチェンバロは、うえたくの会(上原拓也後援会)が発起人になり、「みんなのホールにチェンバロを設置して、若き音楽家らの可能性を拡大しよう!」と寄付運動により、みんなの音楽会正会員の皆様をはじめとする多くの皆様のご理解ご寄附により、2018年4月製作されて設置されて、既に数々のコンサートで登場してお披露目されいます。

冒頭を飾ったのは、G. F. ヘンデル作曲《水上の音楽》より抜粋。
バロックの華やかさが広がる中、チェンバロのきらめく音色と弦楽器の繊細な響きが見事に溶け合い、会場を美しい音楽で包み込まれました。

演奏されたのは、誰もが耳にしたことのあるバロックの名曲ばかり。
• パッヘルベル《カノン ニ長調》
• バッハ《G線上のアリア》
• パーセル《アブデラザール組曲》より「ロンド」
• アルビノーニ/ジャゾット編《アダージョ ト短調》
• コレッリ《クリスマス協奏曲》より「Vivace」「Allegro」
• ヴィヴァルディ《四季》より「春」第1楽章
それぞれの作品ごとに、楽器編成や時代背景、作曲家についてのトークを交えながら、音楽の奥深さを共有するひとときとなりました。


今回チェンバロを演奏しましたのは童謡コーラス指導員の保坂佑亮です。
「なぜ鍵盤を押しても強弱がつかないのか?」「ピアノとはどう違うのか?」
といった疑問に丁寧に解説し、参加者の皆様も興味津々の様子です。
クラシック音楽に馴染みのない方も、弦楽器とチェンバロの織りなす音楽の世界に、自然と惹き込まれていきました。



西洋古典歌曲 2人のバリトン独唱

今回のプログラムの中でも、ひときわ注目を集めたのが、2曲の声楽作品です。
・スカルラッティ《ガンジスの川辺に太陽は昇り》
・グルッグ《ああ、私のやさしい情熱が》
今回、この2曲の声楽曲をお二人の指導員に演奏をお願いしました。



まずは山崎亮指導員の歌唱で「ガンジスの川辺に太陽は昇り」




続きまして、岡田史哉指導員の歌唱で「ああ、私のやさしい情熱が」



弦楽四重奏とチェンバロ、そして歌声が一体となり、まるで18世紀イタリアの宮廷やサロンに迷い込んだかのような音楽体験をお届けしました。
「ピアノではなくチェンバロで聴けたことがとても特別だった」との声もいただけました。

本日もご多用・ご多忙の中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
和田丈広の音楽塾《ワンディクラス》は、オペラやクラシック音楽をはじめ、さまざまなジャンルの音楽を、わかりやすく・楽しく共有する教養の場です。
また、いつも多大なるご支援ご支持を賜り誠に有難うございます。
次回の講座2025年6月9日(月)開演14:00もどうぞお楽しみに!
本日のオフショット!

【次回音楽塾のご案内】
初めての方も大歓迎です!ぜひ、あなたも“ワンディクラス”に加わってみませんか?
6月9日(月)、6月23日(月)
7月14日(月)、7月28日(月) 14:00〜です!