ベルカントプロジェクト2025

この度、「ベルカントプロジェクト2025」として、本場イタリアのベルカント唱法とオペラを学ぶため、シチリア島・アグリジェントで行われる「ヴィットリオ・テッラノーヴァマスタークラス」へ、和田丈広、上田祐大の2人の指導員で研修に行ってまいりました!

 今回のプロジェクトにおいて何よりも心強く、私たちの力となったのは、日本から「応援団・支持者チーム」として海を渡り駆けつけてくださった童謡コーラス有志の歌仲間の皆さんです!

 アグリジェントにある、名門「ピランデッロ劇場」の公演にて、ワンディこと和田丈広が指揮を務め、上田祐大がオペラ『蝶々夫人』のゴロー役で舞台に立ち、そして歌仲間の皆さんには艶やかな着物姿で合唱や親族役としてステージを共に創り上げました。

 現地イタリアのお客様の温かい大歓声に包まれた、忘れられない夢のような舞台の様子を、当時の写真と共にご報告いたします!

劇場の前に掲げられた公演の公式ポスターです!
 世界的名テノール歌手ヴィットーリオ・テッラノーヴァ先生のお名前とともに、指揮者(Direttore e Concertatore)として和田丈広(Takehiro Wada)の名前を載せていただきました!
歴史あるイタリアの劇場でタクトを執る重みと喜びに、身の引き締まる思いでした。

 開演前のステージ上にて、歌仲間の皆さんと一緒に記念撮影!
美しい天井画と3層の優美なバルコニー席をバックに、色とりどりの着物姿の皆さんが勢揃い!
圧巻の華やかさで、舞台上が一気に明るくなりました。

「最高の舞台にするぞ〜、エイエイオー!」

 いよいよ開場です!格式あるロビーに立ち、歌仲間の皆さんが手作りの「折り鶴」を手にして地元イタリアのお客様を笑顔でお出迎えしてくださいました。
艶やかな和の装いに、来場されたお客様も目を輝かせて喜んでおられました。

日本とイタリアの心をつなぐ「折り鶴」の贈り物

言葉の壁を越え、皆さんの真心と笑顔がしっかりと現地の皆様に届いた温かい瞬間です。

 クラシカルな街灯が並ぶ劇場の正面玄関前にてパシャリ!
青空のもと、歴史ある重厚な石造りの劇場と皆さんの美しい着物姿が見事なコントラストを描き、道行く現地の方々からも「ベッラ(美しい)!」とたくさんの賛辞をいただきました

 真紅のシートと豪奢な金の装飾に彩られた、イタリアの伝統的なオペラハウス。
ボックス席までドレスアップした観客の皆さんで埋まっていき、舞台袖にいる私たちにもその心地よい緊張感が伝わってきました。

オペラ「ドン・パスクワーレ」

 ブザーが鳴り、いよいよ第1部の幕が上がりました!
ドニゼッティ作曲の傑作オペラ『ドン・パスクワーレ』のハイライト上演です。舞台上から見渡す満席の劇場は圧巻の光景でした!この公演では指揮者を和田演奏研究員が務めます。

 本場イタリアでの演奏に大変緊張しましたが、一生懸命指揮を振らせていただきました!

 ご来場頂いた皆さんからも「素敵だった!」と嬉しいお言葉をいただきました。音楽で心がつながった、最高の瞬間でした!

オペラ「蝶々夫人」

 さあ、第2部はいよいよプッチーニの名作『蝶々夫人』です!
上田祐大演奏研究員が、物語のキーマンである結婚仲介人「ゴロー役」として羽織姿で登場いたしました!抜け目なく立ち回りつつもどこか憎めない役どころを、伸びやかなテノールの声と全身の演技で精一杯表現しました。

 舞台上には着物姿の歌仲間の皆さんが親族役として自然に溶け込み、日本の情緒あふれる世界観を見事に彩ってくださいました!
 3幕では名曲「ハミングコーラス」の澄んだ歌声を劇場いっぱいに響かせ、堂々たる佇まいで舞台を支えてくださいました。まさに全員で作り上げた一生モノの大舞台です

終演の瞬間、客席から「ブラボー!!」の大歓声!

 終演直後の舞台上にて!
ゴロー役を全力で演じ切った上田祐大を囲み、共演者の皆さんとパシャリ。

本番を終えてほっと一息。
本格的なオペラの舞台裏を間近で体感できたことも、歌仲間の皆さんにとって特別な経験になりました

 本公演の演出・指導をしてくださった世界的名歌手ヴィットーリオ・テッラノーヴァ先生、そして芸術監督の住吉恵理子先生を囲んで記念撮影!
 偉大なマエストロから直接いただいた温かいご指導と激励は、私たち指導員にとっても生涯の宝物です。

 今回の、シチリア・アグリジェントにおける「ベルカントプロジェクト2025」ヴィットリオ・テッラノーヴァマスタークラスでの公演は、僕たち指導員2人にとって、音楽家として生涯忘れることのできない一生の宝物となりました。
 伝統と歴史ある本場のオペラ劇場で、指揮棒を振り、歌い演じる。自分たちがこれほどの大舞台に立てたのは、日頃から挑戦を力強く後押ししてくださり、温かく見守ってくださる皆様のおかげです。
 音楽家としてかけがえのない学びと経験の場を与えてくださったこの環境、そして惜しみなくご指導くだ さった先生方や関係者の皆様へ、感謝の思いでいっぱいです。
 そして何よりも、日本から遠く海を越えて駆けつけてくださった歌仲間の皆さんの温かい応援、舞台を一緒に創り上げてくださった艶やかな着物姿と力強い歌声が大変心強い支えになりました。

 本場イタリアの風に触れ、全身で吸収してきたベルカントの響きと情熱は、これからの活動、コンサートの中でたっぷりとお返ししてまいります!
次なる演奏旅行やステージでも、また皆さんと最高の音楽と笑顔をご一緒できることを楽しみにしています!
本当にありがとうございました!グラツィエ!

演奏研究員:和田丈広・上田祐大