THE OPEKENこと新オペラ研究座   2025年4月度定例会

 2025年4月19日(土)14時00分〜15時30分「新オペラ研究座2025年4月定例会」が神戸みんなのホールで開催されました。 新たな仲間を迎えて新オペラ研究座「THE OPEKEN」の皆さんは、本日もオペラの魅力に迫り、オペラ合唱名場面をみんなで歌いました。

オペラ合唱団の発声練習!

まずは、恒例のオペラ合唱団プログラムからスタート!山崎亮指導員による丁寧な指導のもと、発声練習からフレーズ練習まで、参加者全員で美しいハーモニーを追求しました。

楽曲練習で譜読みから原語まで

モーツァルト作曲 オペラ『フィガロの結婚』より「Voi che sapete(恋とはどんなものかしら)」を取り上げました。
思春期の少年ケルビーノが恋のときめきを歌い上げる名アリアに、会場はあたたかな空気に包まれました。

繊細なフレーズや感情の込め方なども、山崎指導員のユーモアあふれる解説によって、少しずつ理解を深めていくことができました。

男性声楽家らとのハーモニーが意欲と意識を高めます!

また今回は特別企画として、関東より研修で来ていました指導員・竹井佑輔による独唱プログラムも披露され、その豊かな声と表現力に、会場からは大きな拍手が送られました。

歌劇「秘密の結婚」(D.チマローザ)より”夜が白み始めないうちに”

オペ研劇場!オペラ『フィガロの結婚』ハイライト!

今回のオペ研劇場では、モーツァルトの傑作オペラ『フィガロの結婚』より、第1曲・第2曲・第7曲を抜粋してお届けしました。
登場人物たちの駆け引きと機知に富んだセリフが、まるで舞台劇のように展開し、会場は終始明るい雰囲気に包まれました。

まずは松本友経指導員より、第1曲・第2曲に登場するフィガロとスザンナのやりとりを通して、結婚をめぐるドタバタの幕開けが紹介されました。

そして、特に盛り上がったのは第7曲!
伯爵、バジリオ、ケルビーノが次々に部屋へなだれ込んでくる怒涛の展開に、客席からは笑いが止まらないほどの大爆笑の渦が巻き起こりました。

嘘と隠れた恋心が入り乱れるこの場面では、出演者たちの巧みな演技とテンポ感のあるセリフが光り、オペラならではの喜劇性を存分に楽しんでいただけました。

本日のブラーヴォ!

そして「フィガロの結婚」と並ぶ大人気の喜劇「セビリアの理髪師」より2曲お届けしました。

まずは鈴木アトムより、ギター伴奏弾き語りによるアリアから

「セビリアの理髪師」より”もし私の名前を知りたければ” 鈴木アトム(ギター伴奏弾き語り)

引き続き、岡柊斗と上田祐大による二重唱

「セビリアの理髪師」より”金を​見れば知恵がわく” 岡柊斗/上田祐大

オペラをもっと身近なものとして楽しんでもらいたい!
僕たちと一緒にオペラを研究しませんか!?
そのお手伝いを我々オペラ研究座は誠心誠意取り組んで参ります。
本日もご多用の中、ご来場ご参加を賜りまして誠に有難うございました。

次回のオペラ研究座は2025年5月24日(土)14:00開演です!

終演後には竹井指導員を囲んでオペラ研究座のみなさんとオペ研メンバーによる華やかな記念ショット!!

【オペケン出演メンバー】和田丈広/松本友経/山崎亮/杵渕亮
            鈴木アトム/上田祐大/岡柊斗/中能丈弥/高木伸弥
【賛助出演】有賀明美 (ソプラノ歌手)/竹井佑輔(関東指導員)

解説・レジュメ作成:和田丈広/台本・脚本/演出:松本友経/合唱指導:松本友経
舞台装飾:上田祐大/小道具:岡柊斗/ピアノ:高木伸弥
資料作成:杵渕亮/字幕:鈴木アトム/照明音響:中能丈弥/衣装:平松昇平